従来であれば、一通りの操作を試み、一般人向けにあーだこーだ述べるのであるが、そんなもんは発売と同時にいろいろな商用サイトにあるだろう。もう、発売から 3ヶ月ぐらい経っているし、旬は過ぎている。
ということで、気にせず自慰的な文章を書き散らしてみたい。
ちゃきーん |
■充電中に確認したりそんな所感
ということで、現在使用しているカメラをなんとなく並べてみた。
何気に GXR より小さい。もちろん 14mm パンケーキレンズをつけているからであるが。さらに、GXR は 28-200mm 相当の P10 ユニットなので、広角~望遠、さらにはマクロまで何でもござれなので、比べるのが間違ってはいる。実際に 14-42mm 標準ズームをつけると、レンズ部がかなり出っ張るためにかなりかさばる。まぁ、このボディサイズでかさばるとか言ったら、石をなげられそうではあるが、やはりコンデジ系の気軽さ、身軽さには勝てない。単焦点なら肩を並べるレベルではある。
そういいながらも、デジタル一眼レフ比だと比べ物にならない。レンズ付ボディ+交換レンズ 1本用のカメラバッグにフル装備入れられるのではないだろうか。
パンケーキはそこそこ定評があるとして、14-42mm の標準ズームがかなり謎である。というのも、パナソニックのサイトにもレンズデータが載っていないのだ。なんだそれ。正確には G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S. と言うらしい。
どうやら、G2/G10 と同時期に発表されたらしく、14-45mm と比べ、マウントがプラスチック、手振れ補正スイッチが省略(常に ON) という。
とか思ったら、レンズキット専用ということで、カメラ本体の仕様のところにレンズスペックが載っていた。MTF のグラフを見る限り、広角はまぁまぁ、望遠側は中央はなかなかシャープで周辺はへぼいという感じか。改めて、それなりにいいものであるという感じである。
実際に手に取るととても軽い。まぁ、所詮キットレンズ。安くて当たり前。ズームリングを操作すると、いかにも作りが安っぽい。まぁ、パンケーキレンズキットに数千円出せばついてくる、ということを考えれば、必要十分は満たしている。
■んじゃ使ってみましょうかね
ちなみに、GF2 を買う前に、かなり店頭でいぢりまくった。全く購入する気がない時に触ったにもかかわらず、店頭で一通りの機能を把握できた。そのため、めったなことではマニュアルを開く必要がないかというぐらい、そこそこわかっている人には、それなりにわかる UI である。GF1 のときは、フォーカスポイントの移動のさせ方がさっぱりわからず、「この葡萄は酸っぱい!」と言えたのだが、GF2 は「あ~、この葡萄、甘いわ~」という感じである。
一番気になっているのはバッテリーの持ち具合である。カタログスペックだと、約300~330枚程度とのこと。ちょっとコレは弱いかもしれない。
ちなみに、デジタル一眼レフは Nikon 製品しか使ってこなかった。D70 → D90 → D7000 と、中級ぐらいのレベルのものである。ちなみに、D70 からバッテリーフル充電で 1000枚以上は撮影できた。旅行時でも充電器はいりませんよね~? という
とはいえ、m4/3 はミラーレスであるからにして、常に背面液晶表示は ON にする必要がある。ファインダーがついている機種であっても、EVF なので電力食いまくりである。ふた昔ぐらいのコンデジであれば、100枚ちょっとがカタログスペック値のものが多かったので、それなりに改善したのだろう (背面液晶常時 ON という意味で)。まぁ、気になるならスペアバッテリーを買うべきであるが、気にしないことにする。
で、SDカードは何を使おうか。8GB の SDが余っていたのでそれを使うことにする。RAW + JPG Fine の設定にして、どれくらいの枚数が撮影できるだろうか。368枚。まぁ! なんとちょうどいいことでしょう! バッテリ1本 : 8GB。これだ。予備バッテリーも買うなら、16GB で! って感じかね。
また、店頭で背面液晶をいじってみたとき、すごい違和感があった。なんか、なんか違う。なんだろ~な~ とかいぢっていたら、はたと気づいた。撮影素子は 4:3 なのに、背面液晶が 3:2 なんじゃね? と。つまり、最大画像サイズにすると、液晶の左右に黒帯がでてくると。1段階画像サイズを下げると、ようやくフルスクリーン状態になるという。画面サイズは 4:3 のほうが大きいのに、背面液晶では 3:2 のほうが広く表示されているのだ。う~ん、この葡萄は酸っぱいかもしれん、とかそのときは思ったんだが、結局買ったので気にしないことにする。ちなみに、マニュアルにも明記されていた。はっはっはっ。ただ、先に気づいたので書きたかっただけである。
なんだかんだ述べてはいるのだが、なんというか、このコンデジと一眼レフのあいのこがとてもよろしい。
GXR + P10 は、撮影設定が一眼レフで画質がコンデジだったが、GF2 はその逆のような感じである。一眼レフのようにファインダーを覗いてじっくり撮影する、ではなく、背面液晶でお気軽に撮影する、しかし画質は結構いい(はず(後述))みたいな? なので、撮影モードはプログラムAE や インテリジェントオート(iA) で気軽に使うのがとても合っている。インテリジェントオート用の切り替えボタンが独立しているので、私は絞り優先オート or インテリジェントオートという感じで使うことにしている。
外付け EVF (液晶ビューファインダー) あるじゃん! という話もあるが、Panasonic の外付け EVF は、画素数が低すぎてあまり食指がのびない。それ以前に、背面液晶がタッチパネルなので、EVF 使う意味がかなり低いという話もある。
シャッターであるが、音がなんというか「ぱしゃんこ」という感じで、独特である。これがミラーレスというものかっ! で、連写にしておくと、手振れしないよーに、シャッター音が終わるまで、シャッターボタンをちょっと押しっぱなしにしてー・・・という状態にすると見事にそのまま連写してくれる。いや、それで正しいんですが。しょうがないので、シングル撮影モードに変更することに。いや、単に私の撮影スタイルがアレなだけである。う~む、連写したいときはまた面倒になるなーという。
多少、記録時間が長い気がしないでもないが、そんなに気になるなら SAN の高速な SD 使っとけ、ってことで。ちなみに、Transcend Class 6 のものを利用中。SAN は Nikon用だよ! と差別する私である。差別じゃありません、区別です! は、はい。
■で、吐き出す画像はどうなのよ?
さて、肝心の画質である。jpeg 撮って出しができればそれはそれで幸せなことである。ということで、付属 RAW 現像ソフトを PC にインストール。何? SILKYPIX とは? ・・・○○かっ! ちなみに、おじいちゃんが遺言で二度と買ってはいけないメーカーの 1つであるのだ。詳細は伏せるが、ソフト自体には問題がないのでいいんじゃないでしょうか。しっかし、純正じゃないのかよ。まぁ、国内メーカーでグラフィック系ソフトの会社ってのはほとんどないから、賢い選択ではあるんだがな。
で、RAW ファイルを読み込み、そのまま全くパラメーターを変更せずに jpeg 保存 (品質 97%) してみる。
jpeg Fine | RAW → jpeg 97% |
しかし、これはまぁ・・・jpeg Fine と RAW → jpeg 保存の差がありすぎる。このちっこいサムネイルからはわからんと思うが、クリックして等倍で見て欲しい。カメラ本体での jpeg 保存時の画像劣化が激しい。枝などが顕著であると感じる。ついでに、XGA サイズでの縮小も見比べて欲しい。彩度やコントラストがかなり異なっている。jpeg はサムネイル用だな・・・。
ちなみに最大画像サイズで保存したとき、、jpeg Fine は約 5MB 前後、RAW は 14.5MB 前後であるが、現像した jpeg (97%) は 2M~8MB台(平均 4MB台) とばらつきが大きかった。
jpeg撮って出しは残念な結果だったが、RAW はなかなか良い。m4/3 のセンサーサイズで、1200万画素となると、かなりきつい状態だろうな~ と漠然と思っていたのだが、十分実用範囲である。
ただ、何かに使うとなると RAW に限る、ということなので、Eye-Fi が使えない。これは残念。
(Eye-Fi で転送できる静止画は jpeg のみ)
■最強の(?)お散歩カメラ
じゃあ、結局どうなのよ? ということだが、GXR 退役決定である。GXR の m4/3マウントユニットの噂があったので買う気満々だったのだが、ライカMマウントユニットが発表されてしまった。AF じゃないじゃん! MFじゃん! とかなり落胆であった。
GXR + P10 (28-200mm相当) と比べると、ボディは小型になるのだが、ズームレンズをつけるとかなりかさばる、つまりサイズがべらぼうに大きくなることに。しかし、そこまで機動性を上げたいなら、素直に CX5 買え、というオチである。正直、新たなる m4/3 レンズ沼にはまらないようにするならば CX5 を買ったほうが精神的にも良かったのではないかと思うが気にしないことにする。何しろ、画質が RAW 限定とすれば、コンデジの比ではないからだ。
一番懸念していた AF 速度であるが、m4/3 ではオリンパスはいまいち、パナソニックはそれなりの、下手な位相差AF より速い。しかし、動体には弱い。本当の実力は、虫が活動し始めてからだろうとは思うが、小さな被写体に瞬時にフォーカスポイントを変更できるか、となるとかなり厳しい。というか無理。それはそれで位相差AF の優位点は揺るがないだろうということで。
さて、これからの m4/3 環境であるが、Nikon Fマウントアダプタは買うとして、あとは望遠と広角とマクロか。望遠は 100-300 が 5万ちょっと、マクロは 45mm で 6万5000円ちょっと、広角は 7-14 で 8万ぐらいか~、と思っている。広角は、Nikon のワイドコンバーター使ってお茶を濁すか、という感じ?
まぁ、一眼レフのように、気合入れて「レンズはこれで絞りをこうしてこんな写真を!」というわけではなく、iA に任せて、ぱしゃこんぱしゃこんしていきたい。
■作例
すべて、14mm F2.5 パンケーキレンズで撮影。
撮影モード iA、他すべてデフォルト。
撮影場所 : 東京都の農業試験場と昭和記念公園。
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