2022/08/06

ロジクール K855 レビュー ~ 安価無線赤軸キーボード

フルキーボードを使うと机が狭くなる、でもカーソルキー周りが圧縮された配置は嫌。長文打ってると、home キーや end キーは活用しまくるからな! なので、テンキーレスで無線で安いキーボードないかなぁ・・・

そんな中、発表されたのが、Logicool Signature K855 である。これは買わねばなるまい。

Amazon「新製品の予約は任せろ。だが、発売日に届けるとは言っていない!

・・・クソが。


ということで、発売から1日後、ようやく手に入れることができた。
で、購入・使用前後で気になったところをお伝えする。

開封の儀の写真も撮ってはいたのだが、全く特徴が無かったので省略する。

 

タイプ音、うるせぇ!

メカニカルキーボードの軸の中ではかなり静音である赤軸を採用しているということで現品を確認せずに購入したのだが、これがまたかなりのタイプ音を発する。軸が底(基盤?)に当たる音がかなり高いのだ。入れ替え前のキーボードが G512 で、Logicool の有線赤軸なのだがそれと比べてもかなり高いタイプ音を響き鳴らしている。オフィシャルの短い紹介動画を見ていただければわかるのだが、あのタイプ音は誇張ではなく真実である。

正直なところ、これを会社であまり気に食わない奴が使っていたら、苛立ちは最高潮に達するだろう、というぐらいの音である。
まじかよ、これはすごい予想外だったぜ。

赤軸なのだが、結構うるさい

PrintScreen キーが無い

insキー上の、logi というロゴがあるあたり。ここには通常のフルキーボードであれば、PrintScreen、ScrollLock、Pause キーがあるエリアである。実際に使用するのは、PrintScreen キーだけなのだが、私は結構な頻度で利用するのだ。これはどうしたもんかねぇ・・・と思ったところ、F7(または Fn+F7)が、Windows + Shift + S キーと同じ機能に割り当てられている。押すとスクリーンショットの種類を選べる(フルスクリーン、アクティブスクリーン、一部の切り出し)やつである。
ということで、別にスクリーンキャプチャアプリを利用しなくても、スクリーンショットを撮ることは可能。とはいえ、仕事で多量のスクリーンショットが必要なときは(マウスと併用して操作するため)少々めんどくさくなるかもしれない。
そういう場合は、別アプリを使うか、設定ソフトでいずれかのキーを PrintScreen に割り当てるか、という感じである。
なお、標準で Fn+home でScrollLock になっている。私は使用しないのでどうでもいい。

バックライトがない

まあ、あれだ。キーボードにこだわりがある人であれば、タッチタイプはできるだろ? ホームポジションさえわかれば(F と J キーのぽっちがあれば)全く問題なし。バックライトがなくて文句をつけるのは人差し指タイプの素人か、光るゲーミングデバイスで統一したい人ぐらいである。

ということで、キーボードを照らす LED は無いのだが、F1~F3 に接続機器の切り替えや、CapsLock には状態確認 LED は用意されている。
そういえば、右上に電源の LED があるのだが、これは電池を入れた直後や電源ON時にしか光らないっぽい。

F1~F3は、接続機器切り替え時に数秒点灯

新しい設定アプリ Logicool Options+

ゲーミングデバイス用に Logicool G HUB という設定アプリを入れているのだが、そのアプリでは K855 を認識してくれない。別途、Logicool Options+ というアプリをインストールするように促される。また、Logicool Options+では、Logicool G HUB で使用していた機器を認識してくれない。クソが。ここら辺の Logicool のクソっぷりは健在である。

どうやら LogiBolt 対応デバイスは、この設定アプリに集約されるような感じである。

また新しい設定アプリが増えたよ!

Logicool G HUB と異なるのは、最小化した際はタスクトレイには収納されず、通常のアプリケーションと同じようにタスクバーに表示されたままになる。「×」で閉じた場合は、タスクバー、タスクトレイからは消え去ってしまうのだが、タスク マネージャーを確認するとしっかり常駐している。再度設定画面を開くには、スタートメニューからなり、デスクトップ上のショートカットからなり Logicool Options+ を立ち上げる必要がある。

また、デフォルトでは F5 にディクテーションという機能が割り当てられている。なんだそりゃ、聞いたことないぞ? と試してみたところ、日本語版 Windows だと未サポートだった。調べてみるに、マイクによる音声入力だそうな。 

お、おう。クソが

なお、ファンクションキーの一部に別の機能を割り当てることができる。F5(Fn + F5)に、PrintScreen の機能を割り当ててみた。設定では、PrintScreen という項目はなく「画面のキャプチャ」になる。
 
とりあえずはこれでOK

テンキー機能がない

ノートPC のように、NumLock でアルファベットキーの一部がテンキー代わりになるという機能はない。そもそも NumLock がない。そのため、テンキーが必要な場合(一部のゲームなど)は、別途外付けのテンキーなどを確保する必要がある。
まぁ、そういうゲームが出てきたときに別途購入を考えたい。Logicool でワイヤレステンキー(※PDFリンク)はあるにはあるけど、Unifying でもうカタログにはない旧製品で、売ってたとしても法外な値段(1万超え)なので、他社の製品も含めて要検討である。

まとめ ~ うるさいけどいいキーボード

ということで、結構不満を並べたような感じになるが、通常の使用感は最高である。ただ、タイプ音はすごいので、テレワークなどご家庭用だなーという感じである。

単4電池2本で 36カ月駆動するというのは、いくらなんでも誇張じゃね? とは思うが、その半分でも動けば十分な性能と言える。また、使用しない際は、立てて適当に寄せて置けるので、これまた便利である。

改めて何度も言っているが、本当に結構なタイプ音が鳴るので、購入を検討しているレベルの方は、大型販売店などの店頭で触ってから確認してほしい。

なお、Discord で友人らと打鍵しながらボイスチャットしたところ、しゃべっている最中はちょっと音を拾うけども、打鍵中はほぼ音を拾わないということだった。Discord の調整やらノイズキャンセル機能が優秀ということだね! と思いつつ、ゲーマーでも安心して使用できるんじゃね、ということでひとつ。

 

 

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿