旅行や帰省時には ASUS の Zenbook UX32VD を使っていたのだが、いかんせん GPU が非力すぎる。GeForce GT 620M なぞゴミである。昔は、かろうじて使用できなくもない、というレベルではあったが、ここ数年ゲームはかなりリッチになってしまった。3D ゲームはそんなゴミ GPU でなんぞ動くはずもない。なので、小さくて GPU がよろしげなノートPC が欲しいなーとか思っていた。
GeForce も 1000 シリーズになり、ノートPC用との区別がなくなった。若干のスペックは異なるのだが、基本的には同じ GPU であるそうなのだ。なので、よさげなノートPC ないかなー と探していた。
・14インチ以下
・GeForce GTX1060 ぐらい
・値段は 15万円 ぐらい
お分かりの通り、そんなノートPC、あるわけねぇよ! という感じである。かろうじて近いのが、Dell の ALIANWARE 13 ぐらいだろうか? しかし、納得がいくようにカスタマイズしていくと、当然のごとく 20万前後になってしまう。それ以前に、ALIANWARE のロゴがダサい。あんなきもい宇宙人の顔が、印刷ならまだしろ別パーツとして埋め込まれているなんて何のいやがらせ?と正直思う。
どのみち、値段が折り合わなく選択肢からは外れるので気にしない。
他、 ゲーミンググレードのノートPC となると、
日本HP OMEN
最低 15インチ。見た目はかっこよさげ。ただし、15インチモデルは GeForce 1050Ti。
基本通信販売なので納期が気になる。
RAZER BLADE
完璧。問題は値段(20数万)と納期。
mouse NEXTGEAR-NOTE
小型ノートは GPU が前世代のものしかない。
などなど。正直なところ、GeForce GTX1050Ti でようやく 15万前後という感じであった。
しょうがないので、うだうだビックカメラ、ヨドバシカメラ、Amazon などをぐるぐる回っていたところ、Dell の Inspiron 15 ゲーミング 7000 なるものを発見した。
15インチなものの、GeForce GTX1050Ti で約13万。まぁ、こんなものだよね・・・と思ったら、Amazon がキャンペーン中で、会計時に 20% 引きになるという! 10万4,000円ってところか!しかも在庫あるじゃん!・・・ということである。
■関連記事を見てみよう ~ 購入の前準備
■4Gamer Dell Inspiron 15 7567 Gamingどうやら、キーボードがしょぼいようである。ちゃんとタッチタイピングできる人にはストレスがたまるのか? まぁ、そんな長文を打つことはないからいいだろう。あと、同時押しに難ありか。FPS で、しゃがんだ(CtrlとかShift)まま斜めに歩く、みたいな感じだとうまく動かないことがある、ということか。まぁ、常用PC じゃなければいいかな?
スピーカーがしょぼい? まぁ、ヘッドセット使うからいいか。
実際に裏蓋外した写真を載せてくれているのはいいな。いろいろ夢が広がる。また、デスクトップPC と比べた場合は、やはりしょぼい。CPU も足を引っ張っているのか? 許容範囲だな。
■PC Watch デル「Inspiron 15 ゲーミング」~価格重視でGeForce GTX 1050 Tiを搭載した15.6型ゲーミングノートPC!
たいしたことは書いてない。
ということでポチり。
ちなみに、これらのレビューと異なっているのは、Amazon在庫モデルはストレージが 1T HDD(キャッシュ用SSD 8GB)となっている点である。あとからM.2 の SSD とか増設して、重いゲーム用にすればいいか? みたいな。
■圧倒されるでかさ! ノートPC 使っている人はこれが普通?
前日の昼にお急ぎ便したのに、届いたのが翌日の夜。休日がつぶれた。死ね、ヤマト運輸! 忙しくて死にそうだというなら死んでしまえ! という感じであった。所詮他人である。朝8時に配達ステータスになっていてずっと待ってたのに、夜の7時半に届いたのなら暴言の 1つや 2つは許されるべきだ。閑話休題
届いたので早速開封。
本体に AC アダプタ、くっそ小さい説明書きパンフレット2枚という、とてもシンプルなものであった。インナーケースぐらいつけてくれないかなぁ。ASUS はついていて、輸送時にはとても役立ったんだが。
しっかし、改めて見ると本体でけぇなぁ。妥協したとはいえ、15インチは想像以上にでかかった。ちょっと失敗したかなぁ・・・。ACアダプタも負けじとでかい。かろうじて薄いけど。コンセントのケーブルはミッキータイプのぶっといものなので、気になる人は細いタイプに買い替えるとよさげ。
ぐあー、でけぇ。裏にあるのは 24インチLCD(1920x1200)なんだが、ほとんど隠れてしまうぞ。
ACアダプタをつないで、としたら、いきなり光った。
まだ刺してないんですけど!
しかし、これがまた太い。ひっかけても外れやすい構造だとか、すっきりした L字型とかではない。これはこれでいろいろ問題が起きそうだ。帰省用を想定して買ったので、甥・姪がケーブルをひっかけないように細心の注意をしなければなるまい。
ということで、セットアップを続ける。やはり、リカバリは必要だ、ということで 8GB の USB メモリーを用意してたのだが、「16GB 必要だからな?」と言われ、慌てて買いに出る。
Amazon でトランセンドのやつを買おうと思ったのだが、リカバリ用に使うとうまく動かないとかレビューがあった。それは困るよな! ということで、ヤマダ電機で 1080円のバッファローのものを買ってきた。しかし、USB3.0 とはいえ、初期に出た奴なのかひたすら遅かった。USB2.0 よりはましなんだろうけど。面倒なので実測値は測っていない。すでにリカバリメディアにしてるしな。
■触ってみて気になった点 ~ 安かろう○かろう
・反応がいいトラックパッドトラックパッドは上の部分で固定されており、下部がぺこぺこと若干の浮きがある。もしろん、押し込めばそのままクリック感があるんだが、そのクリック感の前にぺこぺこ感があるのだ。また、タッチタイピングをしていて不意に触った反応になるのかマウスカーソルが飛ぶ。まぁ、どのノートPC もこんなもんだろう。
あとで、トラックパッドを OFF にする設定探さないとな。
・応答速度に優れたTN液晶
デスクトップ用PC の LCD はすべて IPS、ひどくても VA のものを使っている。しかし、この Inspiron 15 は TN 液晶である。ゲーミンググレードの LCD は、反応速度の点から TN であることが多い(GTG の応答速度は IPSが 6ms、TN は 1ms ぐらい)のだがそれにしてもひどい。TN液晶は、上下の角度によって色が著しく変化し、いい感じの色の濃さになる角度が著しく狭い。しっかりと座って正面から LCD を見据えて使う、ということならいいのだが、ちょっと寝っ転がったりなどの横になった状態で PC を使う状態だと、左右の目の高さの違いだけで液晶の色が違って見えてしまうのだ。やっぱりTN はねーわ。いい点を挙げるとしたら、ノングレアタイプだから、光の反射が無いってことぐらいか。
・優れた冷却性能
要するに、ちょっとでも GPU に負荷がかかるとファンから轟音が!
まぁ、しょうがないとは思うが、とてもとても音が大きい。ゲームするならヘッドセット必須である。一応、いいスピーカーシステム使っているらしいのだが、完全に台無しになっている。ちょっと流行った言葉を使うとスポイルしているといえよう。
・上質な質感
プラスチック筐体だが、ピカピカではなく、液晶と同じで半光沢になっている。そのため、手の油分をとても吸い取る、あぶらとり紙機能搭載である。
しかし、10万4,000円なら全て許せる
■まとめ ~ 2割引きならいいだろう
しかし、あれだ。改めて言うが、コストパフォーマンスがとてもよろしい。同クラスのデスクトップを組むとしても、この値段ではなかなか難しいだろう。ということで、
拡張を考えず、標準で使うエンジョイ系ライトゲーマー向けの 2台目以降の PC としてならいいかもしれない。PC 複数台持ち当たり前で、外出先でもゲームがしたい、というなら選択肢の 1つとしてなかなかよさげ。
割り切って使う、PCカスタマイズ大好きっ子、ミドルゲーマー
しかし、20万ちょっと出せるのであれば、RAZER BLADE でいいんじゃね?
ということでひとつ。
追記
3DMark のデモ版を動かしてみた。
0 件のコメント:
コメントを投稿